まぶらほ 凜の巻


これでなんと23冊目。タイトルに〜の巻ってついてるのがいわゆる番外編で、ついてないのが本編だと思うのですが、本編4冊、番外編19冊ってどうなの?正直な所、本編の内容とかもう良く分かりません。あまりにも進展が無いので。いい加減本編を進めて欲しい所。


この凜の巻はタイトル通り神城凜が主役の中編3編をまとめた中編集(書き下ろし)になってます。ドラゴンマガジンを買ってないので、書下ろしであろうと無かろうと私には関係ないですが。


以下、各話感想。

遠州悪霊退治(えんしゅうあくりょうたいじ)

口絵でネタバレがありますが、ネタバレとかどうでも良くなる位の出来(悪い意味で)。特にオチの部分はなんの脈絡も無さ過ぎて吹く。今まで全く記述の無かったキャラクターが唐突に出てきて、そいつが性転換(ネタバレ反転)するって言われてもなぁ。だから?って感じ。

剣豪少女演劇不始末(けんごうしょうじょえんげきのふしまつ)

これが「遠州〜」に輪をかけて酷い。全体的に超展開のオンパレード。いくらギャグ中心の番外編といってもさすがにどうなの?と言いたくなるレベル。特に舞台でのシーンの行動が首尾一貫し無さ過ぎる。まぁ、その辺を完全に割り切ってドタバタ劇として読めば楽しめなくも無いかな?

復讐血刀(ふくしゅうのちがたな)

3編の中では唯一読める中編。でもまぁ、それで?って感じは否めません。


全編書下ろしだからなのか、全体的にやっつけ感の漂う出来で正直期待はずれ。一番人気のキャラだと言うなら、もう少し気合を入れて欲しいですな。大体このシリーズを読んでる人はラブコメ分を求めて読んでるはずだと思うのですが、3編もあってラブコメ分一切無しって言うのはなぁ。