スレイヤーズすぺしゃる 第30巻 白銀の弾丸


富士見ファンタジア文庫が5周年とか言ってる頃から読んでいるので、もういまさら買うのをやめるとか無理。しかし、30巻ですよ。本編15冊と合わせると45冊目。50冊も目前です。グイン・サーガの50巻出た頃、こんなの誰が読むんだよ!とか思ったものですが、既にその領域も間近。継続は力なりとはよく言ったものです。

以下、各話感想。

踊る迷宮

見所はつっこみ体質の人向けの罠とオチ。他はいつものスレイヤーズすぺしゃるです。

G・B(ゴールドバグ)伝説

本編ではありえない事が普通におこるのがすぺしゃるなんで、てっきりカナブン王についてはなんの説明もないかと思ったんですが、まさかキッチリ理屈を用意してくるとは。まぁ、あれだけではカナブン王が他のカナブンを操れる理由にはならん様な気もしますが、魔族(ネタバレ反転)の能力については本編でも基本的に説明無いですからね。

銀の弾丸

ナーガが寒いの苦手(ネタバレ反転)って…今までの描写と矛盾がある様な気もしますが。それは良いとしても、オチの部分を口絵でばらしちゃうのはどうかと。あとがきならともかく、口絵は順番に読めば一番初めに目にしちゃうわけですし。

失われた支度金を求めて

今回の書き下ろしは「踊る迷宮」に登場したマグリッド氏が再登板。地獄の処刑メイドの手のひらの返しっぷりが見所かな。


しかし書き下ろしはここの所ずっとこのパターンですね。たまにはガウリイとかゼルガディスの外伝、もしくは本編終了後の話を書いてくれても良いと思うんですが。