量産型はダテじゃない! 第2巻


1巻は去年新規開拓目的で買った、去年発売の新人賞受賞作の中では割と当たりの部類*1だったので、2巻も当然の如く購入しました。


基本的な話の流れは1巻とほぼ同じですね。軍の命令でシュナイダー派遣→ヘキサがシュナイダーを助ける為に無茶をする→敵のUD(EXDシリーズ)登場でピンチ→ナンブ大活躍で解決。こういうのは個人的には大歓迎なんで、次巻以降もこのスタイルで偉大なるマンネリを目指して欲しいところです。


しかし、シュナイダーのかませ犬っぷりには涙を禁じえませんな。設定上の性能は最強クラスのはずですが、その最強クラスが性能通りの強さを発揮してしまうと物語が破綻するわけですから(何せ、量産型が主人公ですからね)、一時的に活躍する事はあったとしても、本質的には常にかませ犬のままである事が約束されてますからね。かわいそうなシュナイダー(つД`)


今後もシリーズとして継続していく予定という事で、色々と伏線らしき記述もありましたが、あくまで伏線をはった域を出ず、ストーリー的には大きな進展は無いですね。せいぜい、アンリミテッド鉱石の意思が物語のキーを握ってそうな感じ、という程度ですかね。


EXDシリーズが、敵のボスと思われるザドリュート(EXD-1)、1巻で敵役として登場したヴァイオレット(EXD-5)、2巻の敵役クロッカス(EXD-4)、シュナイダー(EXD-2)と登場しているので、最短のパターンだと3巻でEXD-3が登場、4巻で完結かな?上手いこと売れて、3巻でEXD-3以外を出せる様だと結構続くかもしれません。というか続いて欲しい。


まぁ、なんにしろ3巻も楽しみです。ただ、2巻は誤字が結構あったので、3巻は校正の人にもうちょっと頑張って貰いたいですな。

*1:他に買ったのは、ドラゴンキラーあります、鉄球姫エミリー。ドラゴンキラーありますは面白かったので、その後発売のドラゴンキラーいっぱいあります、ドラゴンキラー売りますも買いました。